一般開放10日目|雨の週末 ばら苑の記憶
残念ながら週末はあいにくのお天気となりそうです。
現在の開花状況は四分咲きです。
雨が少しでも弱まってくれることを願いつつ、今週末しか来られないというお客様も多くいらっしゃるかと思いますので、足元には十分お気をつけて、どうぞ暖かい服装でお越しください。
府中街道側の入口には無料のシャトルバスもございます。 足の不自由な方や小さなお子様連れの方が優先ですが、混雑していなければどなたでもご利用いただけます。
ばら苑の再整備について
生田緑地ばら苑は、今年11月3日の一般開放最終日をもって長期閉苑となります。 等々力緑地にあった川崎市民ミュージアムが「新たなミュージアム」として、ばら苑横の駐車場スペースに建設される予定です。
ばら苑も施設の老朽化などの課題を抱えており、今の場所に再整備されます。当苑にしかない希少なバラ200品種は、接ぎ木や移植によってコレクションを維持していくそうです。2031年のオープンを目指して再整備が行われます。

(10月18日撮影:川崎市 建設緑政局 緑政部みどり・多摩川事業推進課)
週末には、市の担当者が来苑し、再整備についての説明を行っています。どうぞお気軽にお声がけください。
ばら苑の記憶をたどって|稲田郷土史会より画像提供
今日は、昔のばら苑をご紹介します。
市内で活動する稲田郷土史会さまより、貴重な画像を提供をしていただきました、ありがとうございます。

青い屋根のローズガーデンハウス、大パーゴラ、温室、石像などは当時のままの姿。 まだロイヤルコーナーはなく、現在チャールストンが植えられている花壇は、当時から存在していました。

手前のつるバラは、以前の木製の杭から鉄製のポールに変更されました。


以前はローズガーデンハウス前に池があり、豪華な噴水も設置されていました。奥には白鳥と少年像や立派な柳の木も見られます。 木製デッキがあり、優雅な雰囲気が漂っていますね。この池は2002年に埋め立てられ、現在は芝生の広場になっています。
大パーゴラを支える石柱には、以前は「つるマスケラード」のみが植えられていました。現在は複数のつるバラが彩りを添えています。
返り咲きのつるバラたち
石柱やアーチに仕立てられた「つるバラ」は殆どが春の一季咲きがです。そんな中でも一部、返り咲きをする品種もあります。
今年の秋は、返り咲きを狙ったお手入れがされました。


つるローズうらら
Roseurara Cl
2013 京成バラ園芸 日本
初日から鮮やかなピンク色の花をたくさんつけてくれています。職員さんのリクエストにより、「うらら」「つるローズうらら」が植えられたそうです。秋の返り咲きとして咲いた花は、春とはまた違った落ち着いた色合いを見せています。

グランド・ホテル
Grand Hotel LCl
1972年 McGredy, Sam IV イギリス
ばら苑入口で、いつもお客様を迎えてくれる真っ赤なグランドホテル。春も秋もよく咲いてくれました。


ニュー・ドーン
New Dawn LCl
1930 Somerset Rose Nusery アメリカ
「ドクター・ウォルター・ヴァン・フリート」という一季咲きの枝替わり品種です。強い返り咲きの性質を獲得したことから、「新しい夜明け」という名前がつけられました。1997年の世界バラ会議で殿堂入も果たしています。

ロイヤル・サンセット
Royal Sunset LCl
1960 Morey,Dr.Dennison アメリカ
見本西苑の入口のアーチをロマンチックに飾るロイヤル・サンセット。秋は花は少ないものの、より深い色合いとなります。
雨の週末ではありますが、ばら苑には今しか見られない風景があります。 歴史あるバラたちと、これからのばら苑の未来に、ぜひ触れてみてください。
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