一般開放は残り6日 秋晴れのばら苑
今日は、秋の陽ざしに恵まれた一日。 平日にもかかわらず、たくさんのお客様がばら苑に足を運んでくださいました。 ご来苑、誠にありがとうございます。
キッチンカーの前には行列ができ、クレープやコーヒーの香ばしい香りに誘われて笑顔が広がります。花屋さんのバラ苗も、午後には品薄になるほどの人気ぶり。ばら苑の魅力が、園路のあちこちで花開いていました。
現在の開花状況は五分咲きです。

ミニチュアローズの魅力

ローズガーデンハウス横にある石の階段を登った先には、ミニバラコーナーがあります。
花径は5センチ前後、樹高は低くコンパクトなミニチュアローズは花壇の縁や鉢植えにもぴったりです。
かわいらしさや繊細な色合いが、来苑者の目を引き、写真を撮る方も多く見られました。

マジック・キャローセル
Magic Carrousel Min
1972 Moore,Ralph S. アメリカ
作出者のムーア氏は「ミニバラの父」と称され、アメリカの伝説的な育種家です。小さくても華やかで、香りや形にこだわったバラを数多く輩出しています。

ティア・ドロップ
Tear Drop Min
1988 Dickson,Patrick イギリス
名前の通り、涙のしずくのような繊細な白い花が特徴で、中心には黄色いしべがふんわりと広がり、清楚で可憐な存在感を放ちます。

レディ・メイアンディナ
Lady Meillandina Min
1986 Meilland,Marie-Louise (Louisette) フランス
薄いピンク色の花弁が幾重にも重なり合う様は繊細で緻密な美しさ。まさに「レディ」の名にふさわしいと言えるでしょう。

スタンダード仕立てのミニバラです。
台木となるノイバラの枝先に園芸品種のバラを接ぎ、あえて高さを出すことで樹形にメリハリをつけています。
小さなミニバラの中に、背の高いミニバラを配置することで、花壇が立体的に感じられます。
手作り解説プレート&とんぼ
苑内には、ボランティア有志の皆さんによる手作りの解説プレートが設置されています。コロナ禍でボランティアによるガイドツアーが実施できなくなった際に始まったそうです。

ミニバラコーナーのプレートには、「ばら苑との出会い」というタイトルの文章が掲げられていました。今季はバラの紹介だけでなく、ばら苑への想いを綴ったものもあるようで、ご紹介します。
「ばら苑との出会い」2002年登録 ボランティアさんより
「114段の階段を登りきると 正に森に囲まれた天空の花園がほのかな香りを漂わせてパッと開け、別世界へと誘ってくれます。
咲き競う全てのばらの花には優劣がつけ難く、いつも心を癒されます。
小鳥のさえずり、花吹雪の中での草取り等は自然と一体となり最高のひとときです。
自然に恵まれたこの地で、ばら苑にまで関われて、明るい心豊かな会員の方々と出会えた事は私の大切な宝物。感謝の念でいっぱいです。」

散策の途中、ふと足を止めて、ぜひその言葉にも耳を傾けてみてください。 花の香りとともに、生田緑地ばら苑ならではの優しい想いがそっと寄り添ってくれるはずです。
市民テントブース

ブースの奥には男性スタッフが立ち、背景にはバラの花壇が広がっています。
ばら苑をゆっくり散策した後に、ワインやビールを楽しむ方も多く見られました。
自家栽培ぶどうで作られたワインの香りと秋のバラの彩りをぜひ、味わってください。

テントでは、「むくろじの種で作るブレスレット」の体験をおこなっていました。
むくろじの実は、今の季節、ばら苑の裏門外にも落ちていますよ。
実を包む皮は石鹸としても使うことができます。
明日も、バラたちが陽ざしを浴びて、さらに美しく咲いてくれることを願って。 残り5日間、秋のばら苑をぜひお楽しみください。
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