春の一般開放 9日目 秘密の花園
春の一般開放も折り返し地点となりました。
開花状況 引き続き“ 見頃 ”となっています。
ばら苑では満開のバラたちが咲き誇っています。紹介しきれないくらい見どころが沢山ありますよ。
赤いバラを集めたコーナー
バラはやっぱり赤と仰る方も多いですね。
赤い大輪のHT(ハイブリットティー)が並ぶこちらのコーナー、かなり咲き進んできています。
スペックス・イエロー
スペックス・イエロー
Spek's Yellow HT
1950年 Verschuren-Pechtold;J & P オランダ
黄色、赤、ピンクと鮮やかな色が目を引きますが、この「スペックス・イエロー」は存在感が際立っているような気がします。
ばら苑に1株しかない品種の1つです。
オールドローズコーナーのガゼボ
ガゼボとは、休憩場所や修景のために建てられる西洋風の建物を指すそうです。
ドーム型のガゼボに誘引されたバラも日ごとに開いてきました。
満開になると全体が白く覆われて、記念撮影をする方が多い人気の場所です。
「Under the rose」という慣用句があり、直訳すると「バラの下」となるのですが、ギリシャ神話が元になり「秘密に」「内緒で」という意味があるそうです。バラに囲まれたガゼボを見ると、そのフレーズを思い出します。
そして生田緑地ばら苑は「秘密の花園」と呼ばれることもあるようです。
多摩丘陵のみどりに囲まれた静かな場所だからでしょうか?
もしくは期間限定公開だからか・・・もしかしたら秘密にしたくなるほど素敵な場所なのかも知れませんが、せっかくなので多くのみなさまに素敵なばら苑を楽しんでいただきたいです。
秘密の花園への入口!? ガーランド(花綱)
駐車場とオールドローズコーナーの境にあり、今とても綺麗に咲いていますよ。
花や植物を編んで作った飾りのことをガーランドと呼ぶそうで、日本語では花綱と言ったりするようです。
杉の木に誘引
先ほどの花綱は枝が長く伸びるランブラーローズを中心に「アルベリック・バルビエ」「ティー・ランブラー」「ポールズ・ヒマラヤン・ムスク・ランブラー」「フランソワ・ジュビランビル」「春風」と続き、全長では50メートル近くありそうです。
途中からは杉の木に誘引され、春の風が吹くと枝先が優しく揺れてとっても素敵です。
ここは木陰にもなっていてベンチもあるので、座ってゆっくりとバラを眺めるのもおすすめです。
気温が高いと、日に日に景色が変化していきます。
花殻切りが必要になってきた品種もありますが、バラの開花や成長を間近に感じて頂けたら嬉しいです。
春しか見られないこの景色、一般開放は5月25日(日曜)までです。
みなさまのご来苑をお待ちしています。
| 固定リンク | 5
「ばら苑日記」カテゴリの記事
- 春の一般開放 最終日の様子(2025.05.26)
- 春の一般開放 18日目 本日、最終日(2025.05.25)
- 春の一般開放 17日目 遅咲きのつるバラたち(2025.05.24)
- 春の一般開放 16日目 ブーケのようなバラたち(2025.05.23)
- 春の一般開放 15日目 ニューフェイスたち(2025.05.22)
コメント