寺西菊雄氏作出のバラ
曇り空の肌寒いバラ苑。
バラは、順調に開花が進んでいます。
一日一日、表情を変えるバラ苑、公開中、何度も足を運んでいただきたいです。
寺西菊雄氏作出のバラ
伊丹ばら園の二代目園主で日本を代表する作出家。
現在は園主を退き、育種に専念。
天津乙女
Amatsuotome ハイブリッドティー
1960年 寺西菊雄 日本
寺西さん、26歳の時の作出第一号。
宝塚スターの名前が付けられました。
赤ばらクライスラー・インペリアルと黄ばらのDoreenの子。
赤ばらクライスラー・インペリアルは、赤ばら3兄弟(パパメイアン・ミスター リンカーン・オクラホマ)の交配親として有名ですが、天津乙女の交配親だということはあまり知られていないかもしれません。
天津乙女の花弁にほんのりと赤がさすのは、クライスラーインペリアルの花色を受け継いでいるのでしょう。
花は黄色でややオレンジ色のぼかしがはいります。
最近、流通している天津乙女は、花色は、単色の黄色となり、ぼかしの入る株は、古花のようです。
ティニーグレイス
Tiny Grace ハイブリッドティー
2004年 寺西菊雄 日本
淡いピンク色の花で、中心が濃くなります。
2007年国際香りのばら新品種コンクール金賞受賞。
フルーティーな甘さに、さわやかなグリーンノートのある上品で調和の良い香り。
受賞を機に、旧名「ティニーグレイス」から「フレグラント ヒル」に改名しました。
ニューウェーブ
New Wave ハイブリッドティー
2000年 寺西菊雄 日本
紫色をまとった淡いグレーピンクのバラ。
咲き進むと花弁にウェーブがかかります。
マダム ヴィオレ
Madame Violet ハイブリッドティー
1981年 寺西菊雄 日本
剣弁高芯咲きの整った花形と藤紫のバラ。
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