« バラの丘 | トップページ | 黄色いバラ »

2021年10月25日 (月)

アーリーモダンローズ

アーリーモダンローズ

生田緑地バラ苑は、2002年に向ヶ丘遊園から川崎市が引き継いだものです。
既存品種の保存を大前提に管理してきました。
その甲斐あって、アーリーモダンローズの宝庫です。

アーリーモダンローズとは?
ハイブリットティー第1号「ラ フランス」の登場する1867年から50年ほどの間に作出された木立性のバラの総称です。

オールドローズからモダンローズへと続く歴史の中にアーリーモダンローズは重要な役割を果たしています。
モダンローズへと大きく変わった歴史の証人のような個性豊かなバラたちです。
裏門近く、バラのアーチのある花壇にたくさん植栽しています。

ラ フランス

ハイブリッドティー 第1号。

頭を垂れるピンクのバラのアップ

La France ハイブリッドティー
1867年 Guillot et Fils フランス

マーガレット マグレディ

濃いピンクのバラ

Margaret McGredy ハイブリッドティー
1927年 マグレデイ イギリス

20世紀の名花「ピース」の親として有名な品種。

カイザリン・オーガスト・ビクトリア

画像の説説明はこのあと

Kaiserin Auguste Viktoria 1891年 ドイツ

中心にレモン色がさし、花弁数100枚とオールドローズの趣を残すハイブリッドティ。

マグレディー ピンク

濃いピンクのバラのアップ。説明はこのあと本文で。

McGredy's Pink ハイブリッドティー
1936年 マグレディ イギリス

マグレディのアイルランド時代のバラ
*咲き始めにはハイブリッドティーらしい形ですが、咲き進むとオールドローズのような形になります。見事なロゼット咲き。

オフェリア

薄いピンクのバラ

Ophelia  ハイブリッドティー
1912年  ポール イギリス

スールテレーゼ

クリーム色のバラ。説明はこのあと本文で

Soeur Thérèse
1931年 Francis Gillot フランス

剣弁咲きですが、花弁数25枚と少なく、二重のような印象になります。
ゴールデンイエローに紅色が差し、秋ならではの色合いです。

シャトー ド クロ ヴージョ

真紅の薔薇。このあと本文で説明

Chateau de Clos Vougeot  ハイブリッドティー
1908年 ペルネ デュシェ フランス

年代から言えば、アーリーモダンローズなのですが、オールドローズの雰囲気もあります。
深紅色をもたらすためのイングリシュローズの交配親としても有名です。

マダム コシュ コシュ

パステルピンクのかわいいバラ

Mme.Cochet-Cochet ハイブリッド ティー
1934年 C.Mallerin フランス

皆様のご来苑をお待ちしております。

| |

« バラの丘 | トップページ | 黄色いバラ »

ばら苑日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« バラの丘 | トップページ | 黄色いバラ »