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2021年10月27日 (水)

殿堂入りのバラ

殿堂入りのバラ

世界40カ国のバラ会が加盟する世界バラ会連合によって、3年に1度開催される会議で、世界中で愛されるバラの中から選び抜かれたバラが「バラの殿堂」に収められます。

これまでに17種類のばらが選定され、全種類、生田緑地ばら苑で栽培されています。

詳しくは、ローズガーデンハウスに掲示があります。

ローズガーデンハウスに掲示されている殿堂のバラの解説パネル。写真付きの解説で、苑内のどこにあるかのマップ付き

本日は、この中から6品種を紹介します。

エリナ

黄色みがかったクリーム色のバラ。ややピンクも射す。

クリーム色の大輪のバラ。

Elina ハイブリッドティー
1984年 ディクソン イギリス

第14回 2006年 日本 大阪大会

ネームプレートのエリカの名前の上に、金色のリボンのマーク入りで「2006年殿堂入り」と書かれている。

殿堂入りのバラのネームプレートは、金色のリボンが目印です。

ボニカ’82

ピンク色の可愛らしいバラ。

耐病性に優れているので、とても育てやすい品種。

ピンク色の小ぶりのバラ

Bonica'82 シュラブ
1985年 メイアン フランス

第13回 2003年 イギリス グラスゴー大会

パスカリ

パスカリの遠景。このあとの本文で説明

切り花に向く長い枝を持った品種ですが、広がらない木立樹形なのでトゲによる花痛みが少ないです。

白ばらの花弁によく見られる赤い斑点は、灰色かび病(ボトリチス)です。

ばら苑でも多くの白ばらの花弁に発病していますが、パスカリはかなり強い品種です。

白いバラ。中心はクリームから黄色みがかる

Pascali ハイブリッドティー
1963年 Lens ベルギー

第9回 1991年 イギリス ベルファースト大会

パパメイアン

黒赤色のバラ。このあと本文で説明

ベルベットのような黒赤色の剣弁高芯咲き。

ダマスクの香りも素晴らしい名花です。

Papa Meilland ハイブリッドティー
1963年 A mailland フランス

第8回 1988年 オーストラリア シドニー大会

サリーホームズ

秋は、花数は少ないものの秋ならではのオレンジピンクの花がとてもきれいです。

アジサイの様に、1本の枝先にたくさんの花をつけます。

シュラブとは、半つる性の樹形のことです。

サリーホームズのオレンジピンクの一重咲きの花。写真では陽に透けて白い花にも見える。

Sally Holmes シュラブ
1976年 R.Holmes イギリス

第16回 2012年 南アフリカ サントン大会 

カクテル

中心が黄色で真っ赤な一重咲きのバラ。
咲き進むと黄色の部分が白へと変わっていきます。

中心が黄色で真っ赤な一重咲きのバラ

Cocktail シュラブ
1957年 メイアン フランス

第17回 2015年 フランス リヨン大会

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