アーリーモダンローズ
早いもので、秋のばら苑公開期間も11月8日(日)までです。
土・日曜日は、混雑が予想されます。
比較的空いている平日をお勧めします。
生田緑地バラ苑は、2002年に向ヶ丘遊園から川崎市が引き継いだものです。
既存品種の保存を大前提に管理してきました。
その甲斐あって、アーリーモダンローズの宝庫です。
アーリーモダンローズとは?
ハイブリットティー第1号「ラ フランス」の登場する1867年から50年ほどの間に作出された木立性のバラの総称です。
オールドローズからモダンローズへと続く歴史の中にアーリーモダンローズは重要な役割を果たしています。
モダンローズへと大きく変わった歴史の証人のような個性豊かなバラたちです。
裏門近く、バラのアーチのある花壇にたくさん植栽しています。
アーリーモダンローズ
コンテス ヴァンダル
Comtesse Vandal ハイブリッドティー
1932年 レンダース オランダ
表弁がサーモンピンクを帯びた淡ピンク色で、裏弁は、銅色がかった濃いピンク色になります。
スールテレーゼ
Soeur Thérèse ハイブリッドティー
1931年 ギヨー フランス
剣弁咲きですが、花弁数25枚と少なく、二重のような印象になります。
ゴールデンイエローに紅色が差し、秋ならではの色合いです。
シャトー ド クロ ヴージョ
Chateau de Clos Vougeot ハイブリッドティー
1908年 ペルネ デュシェ フランス
年代から言えば、アーリーモダンローズなのですが、オールドローズの雰囲気もあります。
深紅色をもたらすためのイングリシュローズの交配親としても有名です。
マダム メラニー スペール
Madame Melanie Soupert ハイブリッドティー
1905年 ペルネ デュシェ フランス
マグレディー ピンク
McGredy's Pink ハイブリッドティー
1936年 マグレディ イギリス
マグレディのアイルランド時代のバラ。
咲き始めにはハイブリッドティーらしい形ですが、咲き進むとオールドローズのような形になります。見事なロゼット咲き。
ミセス ハーバート スティーブンス
Mrs Herbert Stevens ハイブリッドティー
1910年 マグレディ イギリス
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