香料・食用としてのバラ
<「生田緑地ばら苑」春の一般開放中止のお知らせ>
首都圏における新型コロナウイルス感染症の急激な感染拡大に伴い、利用者の健康と安全面に配慮し、春の一般開放は中止となりました。
香料・食用としてのバラ
バラは、古くから香料・食用として利用されてきました。
ローズオイル(英:Rose oil)は、バラの花から抽出される揮発性の油で、バラの芳香を持ちます。
ロサ・ダマスケナ・トリギンティペタラ
Rosa damascena trigintipetala ダマスク
1700年以前 中近東
有名なブルガリアの「バラの谷」で栽培される主要品種。
別名 カザンリク(Kazanlik )
ピンク色の花。
香料の原料として栽培されるだけあり、ダマスクの強い香りです。
ローズ ド メイ
ピンクの八重咲きの花。
Rose de Mai ダマスク フランス
昔から、南フランスで、香料用品種として大量に栽培されてきました。
南仏グラース産ローズドメイのエッセンシャルオイルは最高級品といわれています。
ダマスクの強い香りです。
食香ばら 豊華(ホウカ)
八重咲きの濃いローズピンク色の花。
Houka ハイブリッドチャイナ 中国
エディブルフラワーとして近年、日本で販売されました。
生産地の中国 山東省 メイクイチン地方では、古くから食用として使われています。
ハマナスと中国産の野生バラとの雑種といわれていますが、ハマナスとは異なる甘い香りがします。
ワックスの少ない花弁は、苦みが少なく、香り高い品種。
日本に自生しているハマナスも実をジャムなどに利用しています。
ハマナス
Rosa Rugosa Sp 日本
シロハマナス
Rosa Rugosa Alba
ヤエハマナス
Rosa rugosa plena
ハマナスは、開花後15日ほどで、ミニトマトほどのかわいい実が認められるようになります。
ロサ カニナ
Rosa canina Sp
ほんのりしたピンクのひとえ咲き。
別名:ドッグ・ローズ(Dog Rose)と言われています。
秋に赤く熟す紡錘形の果実をお茶にします。
皆様、秋の開苑時には、バラの実をお楽しみいただけると思います。
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