アーリーモダンローズ
見ごろのばら苑。
春に比べ、花数は少ないものの、朝晩の気温の低下で、素晴らしい色合いの花がお楽しみいただけます。
<アーリーモダンローズ~モダンローズへ>
生田緑地バラ苑は、2002年に向ヶ丘遊園から川崎市が引き継いだものです。
既存品種の保存を大前提に管理してきました。
その甲斐あって、アーリーモダンローズの宝庫です。
アーリーモダンローズとは?
ハイブリットティー第1号「ラ フランス」の登場する1867年から50年ほどの間に作出された木立性のバラの総称です。
オールドローズからモダンローズへと続く歴史の中にアーリーモダンローズは重要な役割を果たしています。
モダンローズへと大きく変わった歴史の証人のような個性豊かなバラたちです。
裏門近く、バラのアーチのある花壇にたくさん植栽しています。
<マダム メラニー スペール> Madame Melanie Soupert ハイブリッドティー
1905年 Joseph Pernet-Ducher. フランス
<マグレディー ピンク> McGredy's Pink ハイブリッドティー
1936年 マグレディ イギリス
マグレディのアイルランド時代のバラ
*咲き始めにはハイブリッドティーらしい形ですが、咲き進むとオールドローズのような形になります。見事なロゼット咲き。
<マーガレット マグレディ>
Margaret McGredy ハイブリッドティー
1927年 マグレデイ イギリス
20世紀の名花「ピース」の親として有名な品種
<オフェリア> Ophelia ハイブリッドティー
1912年 ポール イギリス
<マダム エドゥアール エリオ > Mme Edouard Herriot ハイブリッドティー
1913年 Joseph Pernet-Ducher フランス
<スールテレーゼ> Soeur Thérèse
1931年 Francis Gillot フランス
剣弁咲きですが、花弁数25枚と少なく、二重のような印象になります。
ゴールデンイエローに紅色が差し、秋ならではの色合いです。
<芳醇>
現代バラ 芳醇は、スールテレーゼの末裔
こちらも見ごろ!
芳醇
Hoh-Jun HT
1981年 鈴木省三 日本
清々しく気品あるダマスク・クラシックの香り。
| 固定リンク | 0
「ばら苑日記」カテゴリの記事
- 春の一般開放 最終日の様子(2025.05.26)
- 春の一般開放 18日目 本日、最終日(2025.05.25)
- 春の一般開放 17日目 遅咲きのつるバラたち(2025.05.24)
- 春の一般開放 16日目 ブーケのようなバラたち(2025.05.23)
- 春の一般開放 15日目 ニューフェイスたち(2025.05.22)
コメント