« ハイブリッドティー | トップページ | ばら苑コンサートと講習会 開催 »

2019年10月25日 (金)

黒バラ

激しい雨の降るばら苑

開花状況 5分咲き

川崎市に、大雨警報(土砂災害・浸水害)が発表されています。
夕方までは、警戒が必要です。
令和元年10月25日 10時24分 横浜気象台発表

<黒バラ>
黒っぽく見える花弁に、黒い色素が含まれているわけではありません。
黒い色調は赤~青紫のアントシアニンや黄色のカロテノイド、緑のクロロフィルの組み合わせにより生まれます。
黒い花弁にはこれらの色素(特にアントシアニン)が多量に含まれているため光がほとんど吸収されてしまい、人間の目には黒く映ります。

<ブラック・バカラ>
Img_64701Black Baccara  ハイブリッドティー 
2000年 メイアン フランス 
黒赤系のばらとしては、日焼けが少なく、切り花としても人気があります。

<黒真珠>
Img_64671 Kuroshinju ハイブリッドティー  
1988年 鈴木省三 日本
交配親は、ジョセフィンブルース

<ジョセフィン ブルース>
Img_64781 Josephine Bruce
1949年 Franser イギリス
ダマスクの香り
交配親は、クリムゾン・グローリー

<ルイ14世>
Img_66041 Louis XIV  HP
1859年 ギヨー フランス
花弁と黄色いしべのコントラストが美しいバラ
日焼けにより、花弁がチリチリになってしまうのが難点です。

<黒色発現には表皮の構造も重要>
色素だけではなく、花弁の表面の構造が色調に影響を与えている場合もあります。
バラの黒色品種と赤色品種では花弁の表皮細胞の構造が異なり、黒い花弁では赤い花弁よりも細胞が細長い傾向にあります。そのため、黒い花弁では表面に光が当たったときに陰影が濃くなり、黒味が増すと考えられています。
*国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 
花き研究所花の色のしくみ 黒色より抜粋

<明日、10月26日土曜 イベントのお知らせ>
<ばら苑コンサート>

Leblanc Saxophone Quartet
ルブラン サクソフォン カルテット
時間:11時から11時40分
会場:ばら苑内の芝生広場(雨天中止になる場合があります。)
昭和音大サックス・カルテット

<バラに関する講習会>
テーマ:楽しいバラ作り
講師:西尾譲司先生 (公財)日本ばら会、町田ばら会会長
時間:1時から3時
会場:ばら苑内「ローズガーデンハウス」
定員:40名(現地先着)
費用:無料

| |

« ハイブリッドティー | トップページ | ばら苑コンサートと講習会 開催 »

ばら苑日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ハイブリッドティー | トップページ | ばら苑コンサートと講習会 開催 »