雨に強いばら
秋の開苑から1週間が過ぎました。
あいにくのお天気で、ばらの開花も進まずようやっと、4~5分咲き
土砂降りの今日の雨は、人にもばらにもこたえる寒さです。
<雨に強いばら>
1960年~1970年代、ハイブリッドティ 成熟期に作出されたばら
現在の流行のバラから見ると、全体ががっしりとして、趣に欠けるかもしれません。
秋雨にしても長く続く雨。
この時期に、見る人の心を和ませ元気をもらえるバラを紹介します。
濃いローズ色の四季咲き大輪種
ダマスク系の強い芳香
しっかりした枝につく花は、花弁も厚く風雨にも耐える強健種
しっかりした枝につく花は、花弁も厚く風雨にも耐える強健種
<パスカリ>
Pascali HT
1963年 Lens ベルギー
交配 Queen Elizabeth × White Butterfly
切り花に向く長い枝を持った品種ですが、広がらない木立樹形なのでトゲによる花痛みが少ないです。
白ばらの花弁によく見られる赤い斑点は、灰色かび病(ボトリチス)です。
ばら苑でも多くの白ばらの花弁に発病していますが、パスカリはかなり強い品種です。
ばら苑でも多くの白ばらの花弁に発病していますが、パスカリはかなり強い品種です。
さすが「殿堂入りのばら」
第9回1991年イギリス ベルファースト大会において「殿堂入り」
<ロブ ロイ>
Rob Roy F
1970年 Alexander M.Cocker イギリス
交配 Evelyn Fison × Wendy Cussons
Rob Roy F
1970年 Alexander M.Cocker イギリス
交配 Evelyn Fison × Wendy Cussons
剣弁高芯咲きですが、フロリバンダです。
花束のようにたくさんの花が咲きます。
秋の葉は、特に赤みが強く、秋らしい色合いです。
たまたまなのですが、ボニー スコットランドとロブロイはウェンディ カッソンズ(Wendy Cussons)の子どもです。
ウェンディ カッソンズはコンテスト用のバラとして活躍した名花
花弁の質やきれいに整う花型は親譲りなのでしょう。
明日は気温も少し上がり、曇りの予報です。
暖かい服装で、秋のばら苑をお楽しみください。
お待ちしております!!
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