ばらの香りの継承
今日は、秋の開苑中、一番の寒さかも・・・
来苑された写真家の方によると、開苑間近より今日の方が花が綺麗だそうです。
Fragrant Cloud HT
1963年 タンタウ ドイツ
<ばらの香りの継承>
現代ばらは、色・形・耐病性などを追求した結果。香りがおろそかになる傾向がありました。
日本でも、ばらのコンクールで、香りの審査が始まったのは、1986年「京成ばら会展」からです。
現在では、ばらといえば、香りをイメージする時代、バラの香りの復活は、嬉しい限りです。
ばらほど、人間でいうところの戸籍がはっきりしている植物はありません。
ほとんどのばらが、両親・おじいちゃん・おばあちゃん・ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃんまで延々とさかのぼれます。
ばらは、交配した親から生まれた子は、すべて、同じ性質を持っている訳ではありません。
すべて、違ったばらが生まれるといった方がいいでしょう。
しかし、香りのよいばらを両親に持つと、また、香りのよいばらが生まれることも確かです。
<フレンドシップ>
Friend ship HT
1978年 リンクェスト アメリカ
交配 Fragrant Cloud × Miss All-American Beauty
Friend ship HT
1978年 リンクェスト アメリカ
交配 Fragrant Cloud × Miss All-American Beauty
Just Joey HT
1972年 Cants イギリス
交配 Fragrant Cloud × Dr. A.J. Verhage
<ハーモニー>(写真 右)
Harmonie HT
1981年 コルデス ドイツ
交配 Fragrant Cloud×Uwe Seeler
ミスターローズ 鈴木省三氏による「香りのばら7選」にフラグラント・クロードとハーモニーは親子で選ばれました。
1972年 Cants イギリス
交配 Fragrant Cloud × Dr. A.J. Verhage
<ハーモニー>(写真 右)
Harmonie HT
1981年 コルデス ドイツ
交配 Fragrant Cloud×Uwe Seeler
ミスターローズ 鈴木省三氏による「香りのばら7選」にフラグラント・クロードとハーモニーは親子で選ばれました。
参考図書 ばらに贈る本 鈴木省三著
ばらを育てるだけでなく、家系図を楽しむのもばらの醍醐味です。
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