バイオミメティクス
ばら苑は、雨。
天気予報では、日曜日まで雨が降りそうですが、週明けの月曜日からは、晴れの日が続きそうです。
見頃を迎えるのは、来週末、あたりですかね?
<バイオミメティクス>
バイオミメティクスとは、生体のもつ優れた機能や形状を模倣し、工学・医療分野に応用すること。生物模倣学
たとえば、オナモミからマジックテープ・ハスの葉から化学薬品を使わずに撥水加工をする方法を考え出しました。
雨の日にばらの写真を取ると、花弁に水滴が付き美しい写真が撮れます。
クローダ マグレディ
2002年 マグレディ ニュージーランド
ばらの花びらについた水滴は、花を揺すったり風が吹いても、落ちません。
ハスの葉にたまった水滴のようにころころ落ちたりはせずに花弁にくっ付いています。
この現象を「花弁効果(Petal effect)」と呼びます。
撥水性と強い吸着性を同時に備えているのです。
バイオミメティクスの分野では、この現象に着目して、工業製品などの開発がすすめられているそうです。
<バラに関する講習会のお知らせ>
10月17日(土) 午後1時〜午後3時
富吉 紀夫 先生「基本を心得てバラを楽しむ2」
(生田緑地ばら苑 講師、(公財)日本ばら会 理事)
会場 生田緑地ばら苑内 ローズガーデンハウス
定員 40名(現地先着順)
富吉先生作出のばら
2014年度 JRC新品種コンテンスト 入賞花に名前がつきました。
*JRCは、Japan Rose Concours の略称で、世界ばら会連合(World Federation of Rose Societies)が認定する国際ばらコンクールのひとつです。
同種のコンクールは世界でも25箇所に限られ、世界的にも権威のあるコンクールです。
写真 左 第1部(Hybrid Tea, Grandiflora) 春の声
写真 中 第1部(Hybrid Tea, Grandiflora) マゼンタ・ミステリアス
写真 右 第2部(Floribunda, etc.) レッド・サージ
*写真 公益財団法人 日本ばら会 HPより
先生とお呼びするのをお嫌いになるような気さくなお人柄の方です。
栽培だけでなく、育種についてのお話も伺えるかもしれませんね。
ご来苑をお待ちしております。
| 固定リンク | 0
「ばら苑日記」カテゴリの記事
- 生田緑地ばら苑 公開最終日(2024.05.26)
- メンテナンスの手間が少ないバラ(2024.05.25)
- ミニバラ苑(2024.05.24)
- 棚づくりのバラ(2024.05.23)
- ランブラーローズ(2024.05.22)
コメント