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2014年5月30日 (金)

ロクサーヌ パレット

今日の最高気温は29℃。昨日は27℃だったので、2℃も高いです。

暑いはずだ~。

ピークは午後1時ごろ、明日・明後日も今日以上の気温が予想されます。

暑さ対策は万全で、お出でください。

<ロクサーヌ パレット>
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ロイヤルコーナーの前に植栽されている真っ赤なばら。

今年ばら苑デビューなのでまだまだ株はできていませんが今後が楽しみです。

ロクサーヌ パレットは、イギリスの女優さんの名前です。

C&K・ジョーンズ社のキース・ジョーンズ氏が、2007年 サウスポートフラワーショーで、彼女のためにバラに名前をつけて発表しました。

そのため、生田緑地ばら苑のプレートには、オラール 2007年と記載されています。

オラールはフランスの育種会社。

1998年 アジェンダの名前で発表しています。

数々の香りの賞を受賞している名花。

アメリカでは、ファイヤーファイターの名で親しまれています。

このバラには、もうひとつの物語があります。

ファイヤーファイターは消防士の意味。

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オラール・ローズ・ジャパン ブログに「ファイヤーファイター」の由来についての記事がありましたのでご紹介させていただきます。

なぜ「消防士」と名ずけられたかと言うと、アシェンダ(ファイヤーファイター)はアメリカでは、ナインイレブン(911)の事件で亡くなられた方々と、その家族にへおくる"Remember
Me" Rose Gardenへ植えるローズとして選ばれたローズだからなんです。

事件後に、爆発などがあった跡地近く3かに"Remember
Me" Rose Gardenが設立されていますが、アシェンダ(ファイヤファイター)は、New Yorkの"Remember Me" Rose
Gardenに植えたいと、選ばれました。

Remenber me"バラ園の創始者であり会長の Caseyさんが語った記事の一部を抜粋します。

2002年2月16日にマンハッタン・ミッドタウンの48/9番街で9番大隊第4師団第54消防車隊所属のLt. Bob
Jacksonと会ったときに「"Firefighter"と命名できるような赤いバラが欲しい。

これは単に9月11日に亡くなった彼の部隊の15名のためだけでなく、あの日になくなった343名の消防士のために。”」と言われました。

そこで、2006年のポートランドBest
Rose
Showにおいて最高のハイブリッドで素晴しい香り賞を取り、2007年にはポートランドの金賞を取っているアシェンダ(ファイヤファイター)を選んだんです。

オラール・ローズ・ジャパン ブログより抜粋

ナインイレブン(911)の事件が起きたのは2001年。

10年以上が過ぎ、私たちの記憶から薄れつつある現在。

このばらを見るたびに、このような痛ましい事件が起きないことを願い、多くの犠牲者の方のご冥福を祈りたいと思います。

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