生田緑地ばら苑 公式ブログ

２０１３年５月２３日にミスターローズと呼ばれた鈴木省三氏が生まれて100年を迎えます。

鈴木省三氏は、生涯で130品種を超えるばらを作出しました。


友禅　１９８２年
花は明るいローズ色で、花弁裏が薄白色、弁先から濃く赤みがかかる。剣弁高心咲きになり、花弁数は約６０枚。1枝に3～5花つける房咲きになる。
鈴木省三著　ばら花図譜　国際版より抜粋

生田緑地ばら苑には、その中の約１4種類が植栽されています。

フロリバンダ　天の川・銀嶺・桜霞

天の川　1956年

花は鮮明で透明な濃い純黄色。花弁の形のよい一重咲き。房咲きになり、1房に一つか二つずつ花が咲いていき、優雅で気品の高い雰囲気を持つ。葉は、やや赤みのある濃緑色。日本の作出品種として1963年にハンブルグの国際コンクールに初参加し、第３位入賞、記念すべき品種となった。
鈴木省三著　ばら花図譜　国際版より抜粋

ハイブリッドティー　宴・友禅・丹頂・黒真珠・白鳥・熱情


丹頂　1986年

神とあがめられた丹頂鶴が飛び交う、青空高くー。

花弁の鋭い切れ込みが魅力、

鈴木省三著　ばらに贈る本より抜粋

クライミング　焔の波・新雪・羽衣・ふれ太鼓・つる聖火　

ふれ太鼓　1974年

花は初め黄色で、橙色の覆輪があり、開くにつれて花全体に橙色から赤みを帯びて最後に日のあたる面が真っ赤になる。完全な四季咲き性。この花色の変化に見られる、生化学作用を育種に応用できるようになったことは、ばらの品種改良の一つの進歩といえる。

鈴木省三著　ばら花図譜　国際版より抜粋

鈴木省三著　ばらに贈る本　裏表紙の言葉

毎朝バラに「おはよう！」と挨拶していると、だんだんにばら語が聞こえてくるのです。

鈴木省三氏のばらへの思いが、暖かく伝わります。