オールドローズ
本日、10月11日 秋のばら苑 開苑しました。
11月4日までの22日間、皆様のお越しをお待ちしております。
ブログも毎日更新。
旬のばら苑の様子をお楽しみください。
<オーロドローズ>
オールドローズとは・・・
ラ・フランス(ハイブリッド・ティの1号)が作出された1867年以前に存在したばらの総称とされますが、明確な定義があるわけではありません。
大きく分けても10以上の系統があり、系統により性質が異なります。
多くの品種が一季咲き、半つる性です。
<グルス・アン・テプリッツ >
Gruss an teqlitz チャイナ
1897年 R.Geschwind ハンガリー
別名 (ニッコウ)日光
耐寒性を追求した育種家ルードルフ ゲシュヴィントの作出。
彼の故郷、テプリッツにちなんで名付けられた。
このバラは、バラの多くの図鑑に「宮澤賢治が愛したバラ」として掲載されています。
しかし、宮澤賢治愛好家の方々にはあまり知られていない様子
実際は、賢治が昭和3年頃、花巻共立病院の院長さんの新築祝いに送ったバラだそうです。
このいきさつについては、宮澤賢治愛好家の方々が詳しく調べていますので、ネット検索してみてください。
昭和3年、まだバラの植栽が一般的に普及していなかった頃、賢治が選んだ品種が、耐寒性の強いバラであったことは、賢治の植物を愛する心の現れではないでしょうか?
贈り物だからこそ、末永く育てられ、気候風土に適したものをとお考えになったのではと私は思います。
しなやかな枝に楚々と花をつけ、風に揺れる様は秋ならではの風情。
<ズブニール・ド・セント・アンズ>
Souvenir de St Anne's ブルボン
1916年以前 Hilling イギリス
*ズブニール・ド・ラ・マルメゾンの枝変わり
ティ香を含む甘い香り。
オールドローズにしては珍しい四季咲き。
セミダブルの花が、秋の日差しを浴びて、陶器のような花弁の質感は思わず触れてみたくなるよな感じがします。
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コメント
こんにちは。
秋のバラ苑をとても楽しみにしておりました。
今日、「宮沢賢治が愛した薔薇」を見てきました。
入口のスタッフの方が多くの方に伺ってくださり
無事にこのバラの元に辿り着くことができました。
本当にありがとうございました。
投稿: ゆかりん♪ | 2012年10月14日 (日) 17:31
ゆかりん様
秋も来てくださったのですね。
ありがとうございます。
御手間をとらせたようでごめんなさい。
気温もずいぶん下がって、雨も降ったので、これからは、花の形も良くなると思います。
11月4日まで開苑ですので、お時間があれば、もう一度足をお運びください。
また違ったばら苑の顔が見れると思います。
投稿: 管理人ナツメ | 2012年10月14日 (日) 19:45