宮澤賢治が愛したバラ
今日からお天気がだんだん崩れるようですが、まだ、午前中、ばら苑はいいお天気です。
23日(木)11時現在
宮澤賢治が愛したバラをご紹介します。
グルス・アン・テプリッツ ハイブリッド チャイナ
1897年 R.Geschwind ハンガリー
別名 (ニッコウ)日光
耐寒性を追求した育種家ルードルフ ゲシュヴィントの作出。
彼の故郷、テプリッツにちなんで名付けられた。
このバラは、バラの多くの図鑑に「宮澤賢治が愛したバラ」として掲載されています。
しかし、宮澤賢治愛好家の方々にはあまり知られていない様子
実際は、賢治が昭和3年頃、花巻共立病院の院長さんの新築祝いに送ったバラだそうです。
このいきさつについては、宮澤賢治愛好家の方々が詳しく調べていますので、ネット検索してみてください。
昭和3年、まだバラの植栽が一般的に普及していなかった頃、賢治が選んだ品種が、耐寒性の強いバラであったことは、賢治の植物を愛する心の現れではないでしょうか?
贈り物だからこそ、末永く育てられ、気候風土に適したものをとお考えになったのではと私は思います。
オールドローズとして、新しい図鑑には必ず載っているこのバラ
なかなか見る機会は少ないと思います。
ぜひ、生田緑地ばら苑で、このバラと会ってみませんか?
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