アーリーモダンローズの宝庫
バラ苑は、昨日、すごい雨でした。
近くにある二ヶ領用水は台風並みの激流と化していました。
ただいまのお天気は、曇り。
気温は24℃近くまで上がりそうです。
本日の講習会のお知らせ
10月25日(土) 午後1時〜3時
近藤 昭郎 先生「バラ作り入門講座」
(生田緑地ばら苑講師/(財)日本ばら会 元常務理事)
今年50周年を迎えるバラ苑は、2002年に向ヶ丘遊園から川崎市が引き継いだものです。
既存品種の保存を大前提に管理してきました。
その甲斐あって、生田緑地バラ苑は、アーリーモダンローズの宝庫です。
近年、色々な雑誌で取り上げられていますので、皆さんも「アーリーモダンローズ」という言葉を耳にされたことがあるかと思います。オールドローズのたおやかさを残しながらも、四季咲き性と強健な樹勢を兼ね備えています。
アーリーモダンローズ
ハイブリットティー第1号「ラ フランス」の登場する1867年から50年ほどの間に作出された木立性のバラの総称です。
マダム メラニー スーペル
Mme. Melanie Soupert (HT)
1905年 Pernt-Ducher
アイボリーにふんわりピンクのやさしげなアーリー。ティー系の容姿が深くのこす貴重な品種です。海外ではほぼ消失し、現存品種は当園のみ。昨年暮れ、ルクセンブルグの公園からの依頼で100年ぶりに帰順しました。(某園芸会社 品種紹介のコメント)
すごい貴重品種です。
(写真 左)
ミセス チャールズ ランブロゥ
Mrs. Chaeles Lamplough (HT)
1920年 Sam. Ⅱ McGredy
交配種は、23日ブログに登場の「フラウ カール ドルシュキー」
(写真 右)
ラ フランス
La France ハイブリッドティー(HT)
1867年 Guillot et Fils フランス
ハイブリッドティー 第1号
(写真 左)
ミセス・ヘンリー・モース
(HT)
1919年 イギリス
(写真 右)
ミセス・ハーバート・スティーブンス
Mrs Herbert Stevens (HT)
1910年 McGredy イギリス
(写真 左)
オータム
Autumn (HT)
1928年 L.B.Coddington アメリカ
赤橙色裏弁アプリコット
(写真 右)
レッドラディアンス
Red radiance (HT)
1916年 Gude アメリカ
マダム カロリーヌ テストゥの末裔
まだまだ沢山のアーリーモダンローズがあります。
探してみてください。場所は、裏門横、バラのアーチのある花壇です。
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